2013年8月17日土曜日
2013年8月14日水曜日
ブレずにずっと発信
一年前の今日。
ブレずにずっと発信してくれる小出裕章さん。
頑固だけれど、心がある。大好きな人です。
「未来の子どもたちへの、おとなの責任」 小出裕章氏 講演
http://www.janjanblog.com/ archives/78918
◇◆◇私の2つの願い◇◆◇
こういう困難な状況にあって、私の願いは2つです。
ひとつは子どもたちを被ばくさせないということです。
国が「原子力推進」を決めて、国会議員、原子力産業、 マスコミ各社、労働組合などがそれに同調しました。
私も原子力の専門家として、みなさんとは違った意味の責 任があります。
では、みなさんは今回の原発事故や放射能汚染に対して〈 無罪〉でしょうか。
もちろん、長い間、国の原子力政策に抵抗して来た人もい ます。国が「原発は安全です」と言い、マスコミもそれに 乗っかりました。
多くの人が国に「だまされた」のかもしれませんが、それ でも「だまされた」ことの責任はあると思います。
すべてのおとなには、今日の事態に関して責任があるの です。けれども、子どもにはその責任は無いのです。
だから、何としても子どもは守らないといけません。
そして、その何の責任の無い子どもたちが、実は被ばく に敏感なのです。この表(注:省略)を見てください。
一般の人は、年間1ミリシーベルトの被ばくで「がん死の 発生率」は2500人に1人です。
放射線業務従事者は年間20ミリシーベルトの上限で「が ん死の発生率」は125人の1人になります。
いまの福島原発事故の労働者は、1回の作業で250ミリ シーベルトを超えてはならないとされていますが、「がん 死の発生率」は16人に1人とされています。
それに対して、年間20ミリシーベルトの上限での0歳 の赤ん坊の「がん死発生率」は31人に1人となります。
こんな危険な状態を、労働者として、あるいは子どもの親 として受けて入れることができるでしょうか。
願いのふたつ目は、「第1次産業を守る」ということで す。
これまで、日本では「工業さえ発展させれば先進国の仲間 入りができる」としてやって来ました。
原発などは、そのいい象徴です。
放射能でよごれたものを私たちが食べなければ福島の第 1次産業は崩壊します。
政府は「1キログラム当たり100ベクレル以下のものは 安全」と言っています。
しかし、〈3.11〉以前、お米1キロ0.1ベクレル程 度だったのです。100ベクレルというのは、その100 0倍もの汚染です。
「100ベクレル以下なら安全」と言って、95、96、 98ベクレルといった「100ベクレル以下」のものが安 全のはずがないのです。
子どもには原発事故の責任が無く、放射能には敏感であ ること、そして第1次産業を守らなくてはいけないことを 考えると、子どもたちには、汚染されていない食べ物を回 さなければいけません。
ですから、私は映画で「18歳未満おことわり」の作品、 つまり〔18禁〕があるように、食べ物でも〔60禁〕な どという表示をすればいいと思います。…いえ、それは冗 談ではなく、汚染されている度合いに応じて〔60禁〕〔 50禁〕〔40禁〕というように、汚染レベルを産地表示 のように示すのです。本来ならば、東電は危険な仕事を下 請けの人たちにやらせたりせずに、たとえばすべての食品 についてどれだけ汚染されているかを自分たちで調べて公 表すべきです。もともと放射能は原子炉の中にあって、そ れを事故で外にまき散らしたのですから、東電の役員らは 、そういうことを通して自分たちの“犯罪”の責任をとる べきです。
以上一部抜粋
ブレずにずっと発信してくれる小出裕章さん。
頑固だけれど、心がある。大好きな人です。
「未来の子どもたちへの、おとなの責任」 小出裕章氏
http://www.janjanblog.com/
◇◆◇私の2つの願い◇◆◇
こういう困難な状況にあって、私の願いは2つです。
ひとつは子どもたちを被ばくさせないということです。
国が「原子力推進」を決めて、国会議員、原子力産業、
私も原子力の専門家として、みなさんとは違った意味の責
では、みなさんは今回の原発事故や放射能汚染に対して〈
もちろん、長い間、国の原子力政策に抵抗して来た人もい
多くの人が国に「だまされた」のかもしれませんが、それ
すべてのおとなには、今日の事態に関して責任があるの
だから、何としても子どもは守らないといけません。
そして、その何の責任の無い子どもたちが、実は被ばく
一般の人は、年間1ミリシーベルトの被ばくで「がん死の
放射線業務従事者は年間20ミリシーベルトの上限で「が
いまの福島原発事故の労働者は、1回の作業で250ミリ
それに対して、年間20ミリシーベルトの上限での0歳
こんな危険な状態を、労働者として、あるいは子どもの親
願いのふたつ目は、「第1次産業を守る」ということで
これまで、日本では「工業さえ発展させれば先進国の仲間
原発などは、そのいい象徴です。
放射能でよごれたものを私たちが食べなければ福島の第
政府は「1キログラム当たり100ベクレル以下のものは
しかし、〈3.11〉以前、お米1キロ0.1ベクレル程
「100ベクレル以下なら安全」と言って、95、96、
子どもには原発事故の責任が無く、放射能には敏感であ
ですから、私は映画で「18歳未満おことわり」の作品、
以上一部抜粋
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